2021年12月15日水曜日

鳳来でコカ day2 12/10

かすかな希望を携えてコカday2。 有給での鳳来なもんだから誰もいない。 人間という生命体が自分1人だけの自然な空間でコカをひたすらバラしていた。 全てのバラしは完了したもんだからつなげてみる。繋がる可能性はまだ微塵にも感じない。でも絶望も感じていない。 多分、そのうちいける。あと少しで。 本当に久しぶりに一つの課題だけやってる。 そんな時期があってもいいもんだ。 何も登れなくても、すぐに手に入る完登をただ消費するよりも、痛みに顔をしかめながら一手一手成長を感じながら日々を過ごすのも悪くはないはずだから。 by 詩人・バシイシバシ

2021年12月14日火曜日

鳳来でコカ 12/4

この日はフクベに行くかと思いきや、存外、天気が悪そうなので冬の定番鳳来へ。久方ぶりに花夜叉エリア。狙いは、コカとゾンビーバー。 ハスコラでアップしてコカのトライ開始。触ってみるとポッケまぁまぁ気持ちいい。下からやってみるとクソ悪い。ただ、瞬殺されるほどの悪さではない。 3〜4時間ほどひたすらばらして、一箇所以外はムーブ完成。でもつなげのイメージにはまだまだ程遠い状態なので出直しで。今シーズンに打ち込んで、登っておきたい。こういう課題に向き合うのを自分は待っていたのです。 コカの後は白道ルーフに移動して、ルーフの無名 初2段。安定の敗退。いつか登れる日が来ることを信じて、来週も鳳来いきたしなぁ。 にしても、肘痛いのダルし。

2021年11月28日日曜日

フクベ→豊田 2021/11/27~28

 21年11月最終週。この週末はかみ合わせがよくない。

土曜はフクベ。ラメントのエリアに初めて行ってみて、ウイメンを登り、その勢いのままいろんな課題を落とそうと前日から意気込んでいた。鼻息が荒すぎた。大体、こういう日はろくな事がない。

エリアには自分一人だけで、静かに集中してウイメンと対峙していた。結果、2時間もしないうちに、鳳来でぱっくりした古傷の左人差し指ぱっくりマンが、こんにちわし始めてきた。指皮に穴をあけるのは、向こう1週間のクライミングに影響が出るため、ご免被るということでウイメンは敗退。

あれだけ前日鼻息を荒くしてたからこそ、この敗退はメンタルに来た。とは言え、まだ12時にもなっていない時間帯。帰るわけにもいかないので、トポに記載のある初段の課題、玉虫を探してみる。が、まったく場所がわからない。トポの書いてある付近を探したけど、それっぽいのまったくなくね!?

岩探しでも敗退し、エリアを移動しようと車に向かう途中、当然だがラメントの岩がある。誰かいたらガルボでもやろうかなと思い覗いてみる。誰もいない。結構の高さのある課題。ソロではやめておくか。と思ったけど、ホールドはポジティブそうだからトライしてみる。これは3トライ目で上部まで突入したけど、手が悴んで危険を感じたため降りる。久しぶりに手の悴みを感じた。この感触が懐かしい。そんな季節が到来してきたんだなぁと実感。

次のトライでは手が悴む前に登り切ろうと思い、テンポよく上部に突入。ガバ地帯に到達した時点でかなり慌てた。前日もそうだし、この日の明け方も雨が降ってたフクベ。中間部までは岩のコンディションに問題はなかったがガバ地帯が濡れ濡れ。完全な向こう見ずでリップまで突っ込んだ。結果、何とか登れたが、正直危険をコントロールできてたわけではなく、いつ落ちてもおかしくなかったかもしれない。そんなクライミングをしてしまったことを少し反省した。

ちょいもやもやしつつ上流エリアへ移動。以前、敗退したエメルを今日こそ登るべく向かった。結果、めちゃくちゃ苦戦しつつ、何とか完登。あとで動画見返すと、クッソうるせーなと思うけど、大声出さないとやりきれない気分で核心の一手を止めた。



エメルもサクッと終わらせるつもりだったのに、超苦戦したのでこちらももやもや。もう少し登りたいと思い、バックドロップの岩へ。Tバックでもやろうかと思ったが、まだ登ってなかったバックドロップを触ることにした。こちらは一撃かとおもいきや、10回ぐらい打ち込んだと思う。選択すべきホールドをミスってたり、ムーブをミスってたり、足がすこすこ抜けたりと。最後に登れた時は、もう満身創痍の状態。結構、登りずらい1級課題だと思ったけど、まさかこんなに苦戦するとは。てことで、この日もはや定番となった「完登後にもやもや」をこの課題でも味わう。

もやもやしたままおわりたくないなぁと思い、枕岩とかUFO岩を見たけど、登る意欲もわかず雪も降ってきたためこの日は撤収。翌日、豊田でよきクライミングをしようと心に決めた。

そうして朝を迎えた日曜日。この日は神越でStormを登ることにした。

家でストレッチをして、松平地区のさらに先にあるパン屋「昇匠」でパンを大量購入。松平ICを降りて神越に向かう人にはここがおすすめ。隣にファミマもあるのでよいよ。

10時半過ぎにエリアに到着。ぼちぼち岩を触り始める。Stormの隣にあるビビン波を冷やかし程度に触りながらアップも済んだところで、いざトライ。完全に得意系かと思いきや、二手目のランジが悪い。色々と工夫して、二手目のホールドには完全に手がかかるようになったが、しっかり止まらないと指皮への負担がやばい。

ちゃんと止める気で、二手目を取りに行ったトライで左手中指の指皮がごっそり持っていかれ大量出血。めっちゃ痛い。この瞬間に超意気消沈。テーピングで応急的に止血をして帰宅。前日にウイメンで指皮を温存したくせに結局、今日ですべて台無しになるんかい!? 

もう、もやもやが昇華して、ぐちゃぐちゃな感情の中、帰宅。途中、紅葉の景勝地、香嵐渓を通ったが、観光客の波で鬼のような渋滞に巻き込まれ、イライラを増幅させて家路についたとさ。

とな感じで非常にかみ合わない二日間を過ごした。来週はもっと良い休日を過ごしたいもんだ。

2021年11月23日火曜日

小川山 2021/11/20

 小川山。いつぶりだか全く思い出させないぐらい久しぶり。東京に滞在してた帰り、愛知にまっすぐ帰らず寄り道してみた。

ちなみに自分で運転していくのは初めて。朝の中央道で2度も渋滞にはまり、トータル3時間半ぐらいで到着。遠い。

到着後、タニータニーやN村さんと合流。まずはタニータニーのお目当てというThe two monksへ。マットが潤沢にある良い岩場ですね。

登り始める前に先客のトライを拝見。すごく入念にオブザベするものの一発目のトライは無事二手目ぐらいで落ちる。2便目からリップをお触りできた。リップまぁまぁ悪し。

もうちょい打ってるとようやくリップが止まって、マントルトライタイム。単純に身の危険を感じ、地表へ勇気ある撤退。

ここからリップとれない沼にハマったけど、保持力メインでリップを止めたトライでマントルを決めた。マントルはクッソ悪かった。今年登った中で最恐のマントルに間違いない。


僧侶になった後は逆モファットトラバースを早々に敗退し、むかーし敗退したミケをサクッと落としに向かう。

ホールドを確認して一便目で無事リップまで左手が届かない。脳内イメージでは余裕で届いてたはずが届かない。何かの間違いだろうと2便目、3便目とトライするも届かない。冷静になって、動きを修正してようやくリップを叩き無事完登。できないかもと一瞬思ったけど過去の自分を無事超えることができて一安心。



最後に初段を一本登るべく太鼓判へ。この課題はムーブ解析ができなければまぁまぁむずい一本。ムーブ解析が天才的なN村さんの的確なご指示をいただき無事完登。N村さんのアドバイスで実際に中間部を解決できたときには感動すら覚えた。頭のいい人と外岩行くといいことある。

これにて久方ぶりの小川山は終了。帰りは焼肉食って、温泉入って愛知に帰郷。中部横断道経由、新東名で3時間近くかかって、マジで遠いなぁと思ったけど、また来年も行こうかなと思います。

2021年11月19日金曜日

2021秋シーズンイン

 久方ぶりにブログを更新します。


もうすっかりシーズンインな2021年秋。梅雨から夏にかけトレーニングを積み磐石な状態でこのシーズンを迎えた、はずだった。

どっこい、蓋を開けてみると梅雨から夏にかけ常に身体のどこかしらに痛みを抱える状態。痛みが悪化しないように登るのが精一杯。半年以上痛んでたいた左肩がようやく良くなったと思ったら、次は右肩が痛むってな感じで。

そんな悪循環に加えて、体重はレコードブレーキングの63kg。デブです。在宅ワーク+車中心の生活になったが故に歩く量が減ったのが悪さをしている模様。てなことで1日10,000歩を目標にして散歩、ランニングなんかも取り入れた。

そうこうしているうちにシーズンインしていた。そんな感じだから大して登れない。まずは恵那に2週連続で通うも精々初段が1、2本登れるのが関の山。お次はフクベ。ハッパマシンガンをサクッと終わらせるつもりが全然できず泥沼状態。癒しを求めて豊田で優しい課題を登るなどをしてたのが10月半ばまでの私。

少し転機を見せはじめたのが10月下旬から。この頃からようやっと体重が60kg台に落ちてきた。アダムスシキー腸活とやらをテキトーに実践してみると、面白いように体重が落ちていった。体重が落ちるだけでなく、身体のキレも出てきてだいぶ感覚が良くなった。幸いにも両肩の痛みもほぼなくなり、ビーストメーカートレーニングも再開。そうすると調子上がってくるもんです。

10月末、YouTuberクライマーの草分けにもかかわらず今や泡沫YouTuberのリクオリティ氏+旧品ロキメンツ(もう誰も品ロキで登ってない)で恵那に行く。この時はもうホントなんもできなかった。調子いいと思ったはずがそうでもなかった日。

まぁ、この時の悔しさたるや筆舌に尽くし難しでして、その後の一週間は良き食事法もトレーニングと言い聞かせ実践し、クライミングジムが休みの日以外は毎日登りに行った。強傾斜の日→スラブの日みたいなローテーションで。

んで、白川に赴く。ここではまぁ沢山登れた。グレーディングは明らかに甘いけど、雷鳥SDを1時間程度で落とせたことが収穫だった。



最近、クライミングのハウツー動画を通じて、身体の使い方の引き出しが増えた。特に楢崎智亜氏の解説動画はめちゃくちゃ参考になる。あと、ロックビーンズの室岡さんの部活動。こっちは正直、動画見ても訳分からんことだらけだけど、色々自分なりに解釈していくと発見があったりするもんだから面白い。

引き出しが増えたら後は登りながら出来なかった箇所に対して、どの引き出しを使うか、その場その場で決めていく。これが世にいう修正というものなんだなぁとしみじみ思う。てことで修正力もある程度ついてきた訳で、雷鳥SDを比較的短時間で登れたのはその成果ちゅうことなんすわ。

11月2週目は鳳来で艶を登る。3段と思い込み登れた時は意気揚々としていたが、後からネットで検索すると「限定」の二文字があるではないか。たしかにYouTube見てると限定と思しきムーブで登っている人が複数いる。まぁ、またいつか再登しにいきます。いうて、下部が今まであまりできてなかったことを考えると、成長の証ということでそこは素直によろこんでいる。



直近は東京に帰ったついでに御岳。この日は、ザ・空回りの極みデイ。無駄に生き急いで指皮両手とも切り裂いて13:00には終了。調子が上がっててもこういう日はある。


総括、ぼちぼち調子が上がってきたのでシーズン通じて頑張ります。



2021年5月21日金曜日

恵那

5月15日恵那。天気予報は曇り。最高気温は25度。湿度は結構高め。

まだまだシーズンは終わっていない。そう思いつつ、恵那の里エリアへ。

この日は、里エリアの初段以上の課題を触って、たくさん完登するぞと意気込んでいた。自分が思っていた以上に前日から鼻息は荒かったろう。その証左に朝目覚めたのは6時頃。朝、早すぎ。

朝食を済ませ6時半過ぎに家を出る。途中コンビニに立ち寄って恵那の記帳所には745分についていた。正直眠い。岩場で仮眠するか。しかし鼻息が荒いため眠ることもできない。

岩場につき、まずはツェバーバにトライする。自分は初段ぐらいサクッと落とせるクライマーにもうなっているんです。ホールドもポジティブだし、余裕そう。少しだけマントル周辺でアップをして、さっそくスタートからトライ。SDスタートだけど、まったく離陸できずに終了。クッソ悪くて笑った。可能性ほとんどゼロの状態でした。どうしたらこういう課題できるようになるんだろう。初段ぐらいサクッと落とせるクライマーでもなんでもなかったです。たんに鼻息荒い系クライマー。

ツェバーバには早々と見切りをつけて、過去敗退している飛行船へ。敗退したのは1年半前かそこら。そのころに比べて今の自分は保持力あり系クライマーにもうなっているんです。サクッと落とせるイメージしかないので、さっそくトライ。早々に中間部の左手カチどりまで到達する。ただ、カチとった後がいまいちうまくいかない。あーだこーだ試しているうちに気づいたら左手人差し指が裂けていた。突如到来した戦意喪失の波。まだ11時前ですよ。指皮終わるの早すぎ。メンタル大崩壊したので帰宅することも頭にちらつく。ただ、帰るのもあほくさいので、テーピングで応急処置。とはいえ、それまで満ち溢れていたやる気は戻ってこない。とりあえずそこら辺にある3~6級ぐらいの課題を登ってみる。

気が多少晴れたので、近くにある幾何学をトライしてみる。こちらはスタート時に身体が横の岩にあたってしまう核心。10トライぐらいして何とか初手を止めて完登。坊主を免れ多少メンタルを持ち直すことができた。



裂けた指は左手。どうせなら右手も捧げてこの日を終えるかと思い、ユビサキキにトライ。4回ほどトライして、手も足も出ないことを痛感した。カチが弱すぎて指は裂けるまでにも至らなかった。自分は自称カチラーだが、ユビサキキやフクベの冬の火、白川のアンタゴニストなどのリアルカチには全く対応できない。自分は単にピンチやスローパーに比べたらカチが多少得意といったレベルに過ぎないクライマーなのだ。情けねぇぜ。

ユビサキキの合間にデブリードマンをトライするも、こちらも意味わからず終了。下山がてら初段を触ろうと思い、ジェンガへ。ジェンガって結構簡単な初段って聞いたことがあるんですよね。岩の前に着くと先客がいるので、サクッと落としちゃうと嫌な感じのマウンティングおじさんになっちゃうなぁと思いながら、一緒に混ぜてもらうことにした。結果、ドハマり。誰だ、これを簡単って言っているやつ。結局1時間、いや、それ以上の時間を費やして何とか登れた。登れた時は安堵感しかなかった。



最後に、駐車場近くのフーとカケナガシをトライ。これらは全くできる気せず。

初段たくさん落とすぞーとかいって鼻息荒く岩場へ向かうのはマジでろくな事がない。これからはもっと慎ましく岩場へ向かいたい系クライマーになります。早々に指皮やられた割には17時ぐらいまでよく粘った。その点だけは評価できる一日。

ちなみにこの日の恵那は結構蒸してて、コンディション的にはもうシーズン終わりかけていた。虫も多くて、虫よけを持参忘れという致命的な失態を犯した自分にとっては本当に不快な環境。みんなは蚊取り線香と虫よけ忘れないようにね!

 

2021年5月9日日曜日

GWの外岩④

 GW最終日は鳳来へ。午前中、豊橋に用があったので次いでに鳳来って感じ。下道で豊橋から鳳来へ行ったけど1時間以上かかって萎えた。

ブログを書くのがやや面倒になったので一言で済ませます。


艶、トライして無事敗退!


あとは、備忘録。

  • 五月初旬でも鳳来はコンディションはそこまで悪くない
  • 梅の湯気持ちいい!

以上

GWの外岩③

 フクベ1泊2日の旅から二日間レストを入れて恵那へ。

6時半ごろに起床したので早めに出発。8時には記帳所着。この日は午後から雨がぱらついてきたので、後から考えると早めに来れたのは正解だった。

さて、本日のお目当てはカマイタチ。2週間前にロケッティアとかダイアモンドでもやりに行こうかと思い岩を探していたら、何故かたどり着いたのがかまいたちだった。何かの運命かもしれないので(ただただ迷ってたどり着いただけ)、その時は先客に混ぜてもらい試しにトライしてみた。3段という課題の割には一手一手のホールド感はポジティブ。全パートのばらしは比較的早く終わった。ただ、つなげると結構しんどい。そんな感じの課題。鳳来のカイエンやオークを何となく彷彿とさせる。

2週間前の感触が良かったので、落とせるのではないかと思い、この日、満を持して恵那にやってきたわけですよ。

ちゅうわけで他の岩には目もくれずにカマイタチ。9時頃からトライを開始する。下部パートを復習しながら指を温める。まぁまぁ動けるようになってから、核心の上部ランジの練習。こちらも二回ほど練習してコツを思い出せた。

てなところでつなげトライ開始。3トライぐらい連続で中間部で落ちる。前回は簡単にできてたところで落ちている。こういうのマジでメンタルにくる。ただ、つなげトライをするごとに身体が起き始めてきた感があった。

少しレストを入れればおそらくできるはずと言い聞かせ、15分ほど付近を散策しつつレスト。この日は少し寒くて足先も冷えていたため、散歩して足を温めたのは効果てきめんだったように思われる。

レスト後のつなげトライで何とか完登。ソロでハイボールを登れたことはめちゃくちゃうれしかった。そもそも登れる前は、上部に行ったシーンを想像しながら、落ちたらどうしたものか、いや落ちるわけはなかろうという自問自答を繰り返していた。

んなことがあったもんだから、登れた瞬間はマジでうれしくて、ソロなのに大はしゃぎしてた。もうすぐ37歳になるおじさん。37歳って文字に起こすと「あ、マジでもうおっさんやん」って思いますね。でもおっさん頑張りました。


カマイタチが登れた後に、ペシミスト登れたら、こいつは最高の休日やなぁと思い、ペシミストへ。こちらは指皮が瞬殺されました。マジ悲観。最近、カチが弱いので強化したいなぁ。

ペシミストをトライし始めた頃から、雨がぽつぽつと来たので、もう帰るかなと思い荷物をまとめて電波塔の駐車場へてくてく歩いて行ったが、途中、一抹の物足りなさを感じ、ダイアモンドとロケッティアを探しに行った。

少し迷子になりそうだったが、無事岩を発見。先客がおひとりいらしたので、とりあえずダイアモンドを混ぜてもらう。

ダイアモンドはオブザベ不足で中間部、やたらと時間がかかったけど何とかフラッシュ。久しぶりに初段フラッシュできてうれしす。


ロケッティアはですね、こちらはですね、おそらくですね、雨が降ってなければですね、完登できていたわけですね(完全に苦し紛れの言い訳)。どうにもこうにもロケット発射のランジがうまくいかず、リップを取り損ねて敗退。こうやって取りこぼしをしているのがマジで悔しい。カマイタチ登れていい気分のはずが、少し良くない気分で終わってしまって残念ではある。

GWの外岩②

前日に引き続きフクベへ。この日もややスロースタート気味でまずはミニハイカラ岩へ。

まずはSラインをやってみる。現地で同じ課題をやるとおっしゃっていた好青年のムーブをパクりながら中間部を何とか解決して、完登できた。前日坊主だっただけに少しうれしい。


移動。新下流エリアへ。新下流エリアはお初のエリア。

アリアーヌをトライ。スタートの左手ポッケが思いの外、持てるもんだから一気にリップに行けるのではと思い、トライしてみたら、結構簡単に行けた。これでいいのかは謎。家帰ってから、フェイスブックのトポ見たら、左上すると書いてあるので違う課題になってしまっているとは思う。違う課題っていうことならアリアーヌ直上とかいう感じですかね。リーチの長さによってグレード感が異なると思いますが、170CM以上ある人にとっては1級ぐらいなのかなと思いました。

そのあとは超魔界村SDを触る。こいつはしっかりと悪い。一手もばらせなかった。まぁそんなこともあるよね。颯爽と撤退しました。

最後にThe Sun。見るからに危険課題。ホールドは見るからにポジティブだけど、威圧的な風貌でトライするのをためらう。3トライで登れなかったら、帰りますと妻に宣言して、3トライ目に無事登れた。久しぶりにぞっくぞくする系の課題で登り終わった後の充実感たるやなんとも言えない課題でした。


これにてフクベの二日間は終了。
大した成果はなかったけど、ハッパマシンガンがTick List入りしたのが今回の収穫でした。

GWの外岩①

気持ちがいいくらい天気がいまいちな今年のGW。天気予報と睨めっこしながらいつ岩場に赴くかを見極めていた人も多いはず。岩三昧なウィークにしようと思っていたけれどそうはいかず、初日はジムへ行き、その後は二日間レスト。連休開始から4日目にしてようやくフクベで登ることができた。

せっかくの連休なので日帰り圏内でありながら、前日に美濃市でのホテル泊を選択。こうすると何となく特別感が出るからよい。

肝心のクライミング初日。天気は快晴。虫がぼちぼち出始めているけれど、気温はそこまで高くなく十分登れる環境だった。

朝はゆったり目のスタートで、まずはハッパマシンガンをトライしてみる。こやつは去年触っているがとにかく苦手意識が強い課題。ボディの強さとかヒールのテクニックとかいろいろ試される。

まぁ、できないだろうと思いながらアップがてらパート練。やっぱしいろいろできないなぁとなりながらも、身体が起き始めてからは意外にできるパートが少なくない。これ、ワンちゃんあるかもと思い、さらにばらしていく。すると全パートが解決する。

苦手課題に対応できていることに感動し、自分の成長を感じる。この勢いで一気につなげます。つなげトライ2回目。核心のガバ取り一歩手前まで行く。惜しいなぁと思いつつ、次はいけると確信して右手に目をやると薬指ががっつりペロスペローしてた。

2日間のお泊りフクベ。初日のまだ午前中ですよ。「指皮さえペロリしていなければねぇ」という言い訳ができたので迷わず撤退。とりあえず成長が感じられたので良かったねとポジティブシンキング。

この後は、妻の目標課題をサポート。朝顔や太平洋などをトライして、朝顔が登れていた。昔はできなかった課題をサクッと落としており、こちらも成長が見て取れて旦那としてはうれしい限り。

最後にシンバと冬の火を触ったけどこの二つはさっぱり。完全に坊主な一日で、幸先の悪いGWクライミング週間が開幕。

2021年4月4日日曜日

フクベ シンバル、スズメバチ

新年度入りの4月3日。新年度だからといって何かが変わるわけでもなくこの日も岩場へ赴く。今回は二週連続のフクベ。前回は成果を求めに簡単そうな3段を触りに行った。今回はどうか。うん、前回同様、成果を求めに簡単そうな3段を触りに行く。そう、シンバルを登りに行こうと思ったのだ。

フクベはこれで四回目。シンバルのあるオープンブック岩は、初めてフクベに行った際に遊んだことがある。この時はスズメバチをトライして見事に敗退した。友人がシンバルを登っていたのを指をくわえて見ていたものだ。

ってことで、スズメバチにリベンジしてシンバルを落とし、温泉入っていい気分で肉でも食べるという充実した休日を思い描き家を出た。

8時15分、フクベの道の駅に到着。二週連続のフクベにして、もはや定番の五平餅モーニングを済ませる。9時前には岩場についていた。スズメバチには先客無し。

とりあえずストレッチやマントルパートでアップをする。その後、ムーブ確認をする。順調にムーブ確認が進むと思いきやまったくそんなことはない。リップどりもめっちゃ難しいし、初手どりもムズイ。二手目も全然ダメ。二年前はリップどり手前まで来てたのに一体どないなっとんねんという焦りの気持ちが襲ってくる。

9時半ごろ、スズメバチにもう一人、クライマーがやってきた。どうやらフクベによく来られている方のようでスズメバチをトライするという。「ご一緒させてください」と言われた時の感想。「マジで助かります!ムーブ教えて!!」という体たらく。

ということで、その方に初手どりとリップどりのスタンスを教えてもらう。うん、今まで使っていたスタンス全部間違ってた(笑)。そんなに間違えることあるのって思うぐらい間違えていた。そりゃできないわけだわ。正直、自分のオブザベセンスのなさには脱帽する。セッションしないとまったく登れない。もう9年近く登っているけど、いまだにこんな感じだからマジで困ったものです。

さて、スタンスを教えていただいてからばらしをして、一応自分のオリジナルムーブも1か所ぐらい作った(さすがに完コピしなくて済んだので今わの際の自分のプライドを保てた)。

ここで通しトライ開始。一便目は二手目の左手がしっくりこなくて、落ちる。2便目。この時は二手目の左手がかなりしっくりきて、そのまま完登できた。二手目の左手が小指までしっかり力の入る状態で持てる形にするのが自分的なポイントだった。

ちなみにリップどり前に一度、左手をピンチに寄せるムーブがあるが、これが少し気持ち悪い動きである。完登トライでは、うまく寄せられなくて落ちるかと思ったが、何とかごり押せた。

スズメバチ後、一休憩を入れてシンバルへ。今回は確実に登れるよう2年前に完登していた友人にシンバルの核心を事前に確認していた自分。確認の結果、「核心はない」という。

実際、トライする前、ホールドを確認する。「うむ、たしかに核心はなさそうね」という気持ちになり、ワンちゃんのフラッシュを狙う。

無事、フラッシュ失敗。初手をとって、ヒールかけて、一度カンテ中継して左手の二手目をとる。ここまでは順調にいくけれども、そのあとが続かない。どうやら上半身を引き上げて右ヒールをかける必要があるようだけど、左手の持ち感が良くなく、うまくそのムーブができない。この時、「ここが、めっちゃ核心やん!」って気づいた。the 核心 of the 核心。この核心を突破するためにはどうするか。

行きついた答えは左手が小指までしっかり力の入る状態で持てる形にすること(既出)。そしてめっちゃ保持するだった。この答えに行きついた後のトライで完登できた。まぁ、シンバルっていうイカチィ名前がついている割には優しめな課題で、そのギャップからこの課題が人気になるのがうなづけます(グレードはさておき、岩の形状やムーブがそもそも面白いので登っておいて損はない課題だ)。



これで当初予定していた課題は無事完登した。ここまでで計5段。もっと段数稼いでしまえと思い、シンバルの隣にある冬の火を触ってみる。自分はカチラーだ。冬の火のカチを見た瞬間になんて相性の良い課題なのかと思った。これは結構すぐに行けるのではないかと思いトライを開始。

結果、多くの指皮を岩にお供えし敗退した。この課題はめちゃくちゃ悪いとおもったし、何よりも自分はカチラーでもなんでもないと実感した。自分は、単に「ピンチかカチどっちが好きですかと聞かれたらカチが好きすと答えるラー」に過ぎなかった。

冬の火で自分の実力を再認識させられたものの、帰るにはまだまだ早すぎる正午過ぎ。下山がてら初段を大量ハントすることにした。

まずは枕岩の枕・初段。この岩はサンシャインパワーやら枕をトライする方がいっぱいいらっしゃって、ジム状態。皆さんのトライを少し見学させていただき(=ムーブをパクらせていただく)、ホールドを確認してからのトライ。

余裕の完登。と行きたいところが全くそうはいかずに、ここでドはまりする。枕の核心はリップ直前のガバに右手をクロスで入る部分。この時の左手がのっぺりぬめっとしたカチで、中々に保持感がよろしくない。強引にごり押ししようとするとうまくいかない。

核心で何度もフォールを繰り返したわけだが、この課題めっちゃよれを誘発してくる。理由は今になってもよくわからないがとにかくよれる。最初のうちは余裕でできるだろうと油断しながらのトライだったので、レストもろくに挟まず、マシンガントライをしていた。

こういう慢心の中、登っていると本当にろくな事がない。すぐに満身創痍になる。このままではマジで敗退すると思い立ち、入念なレストを入れること決意。その後も何回かフォールしたが、最終的に何とか登れた。多分、シンバルよりも所要時間を要したと思われる。

次は、クロスゲートのある岩で、ホッピングマシーン初段に挑む。この課題でも枕と全く同じ過ちを犯す。余裕で完登できるだろうと思って、何度も何度も落ち、そしてよれていく。少しは学べよな。

最初は一人でトライしていたものの後から京都のクライマーさんが来てくれてムーブを教えていただき何とか完登する。日ごろごり押しムーブしかしていないから本当にムーブの引き出しがなさ過ぎて、一人での解決力がここまでないのかとマジで泣けてきますね。



最後にエメルをトライしに行き、なんもさせてもらえず一日終了。一応、目標にしていた課題は落とせたものの、物足りなさというか消化不良感が強く残る一日であった。

一つは、自分のクライミング力に対する物足りなさ。

もう一つは登れる課題しか登っていないという物足りなさ。

自分にとって限界に近い課題にトライして登りきるというプロセスを久しぶりに欲してきた気分だ。そろそろイド、現身あたりに標準を合わせてトレーニングを始めるか…(とか言って鳳来には多分11月以降にならないと行かない)

2021年3月28日日曜日

ただただ3段という成果だけを求めて(フクベ/Hunter、夏至)

桜狂い咲く3月28日。豊田に引っ越してから初のフクベボルダーへ。

7時起床後の速攻出発で、フクベの道の駅に8時半ごろにつく。やはり近い。東京からフクベに行くのにどれだけ時間がかかっていたことか。その遠さから今まで泊りがけでしか来た事がなかった。もう何度でも来れる。これがPower of 東海ってやつだ。

道の駅で五平餅を調達し、腹ごしらえをすましたら岩場へ。

豊田へ引っ越してきたから登った岩場は豊田と白川のみ。主に初段と2段の看板課題を登ってきた。約2か月外岩に通い続けた今、そろそろ3段の課題を何でもいいから登りたい。

そんなくだらない欲求のもと、フクベに足を向けたわけで、とりあえず簡単と聞いたことがあるハンターをトライすることに決めたんです。

ハンターの岩は千畳敷の赤い橋を渡ったらすぐに所にあってアプローチはめっちゃ楽。迷わずたどり着けました。先客が一人いらしたので一緒に混ぜてもらうことに。

一通りアップがてらハンターのホールドを色々おさわりしてみる。まぁ、細かいホールドの連続だけど、カチラーを自称する自分には何の問題もないように思えた。多分、1時間ぐらいで終わるでしょう。そんな予測のもと、スタートからトライする。

スタートは下地が昔よりもだいぶ上がってしまったそうでめちゃくちゃせせこましい。ただ、これは完全にコツもので慣れればなんてことはなくなる。

初手をマッチして、二手目で右ガストン、三手目で左アンダー、そこから4手目の右手カチどり。最初のシークエンスはこんな感じなんだけど、4手目の右手カチどりが狭くてなかなか難しい。下手する左手がすっぽ抜けて不意落ちしたりもする。しかも、4手目の右手カチをしっくりくる持ち方がなかなかできない。

上部は支障なくこなせるので、この右手カチの持ちどころさえ解消すれば良いのだがここがうまくいかない。そうこうするうちに1時間、2時間と時間と指皮の消耗が進む。おまけに猫パンもするものだから、指は血まみれになっていく。

正直心が折れかけた。この課題簡単だって言ったやつだれや!? 全然そんなことないやん。ってめっちゃ思いながらも、自分にできないはずはないと言い聞かせる。今日一日はハンターをハントするハンターになろうと決意した。

そうこうしているうちにようやく右手カチの持ち感にしっくりくるところを発見。つなげてトライしてみたところ無事完登。登り終わってみると、「うーん、三段はないね。まぁ二段ぐらいかな」って思い始めるもんだから人間ってのは不思議なもんです。

これ登れてなかったら、自分の中では「絶対に3段あるわ」って思ってただろう。正直言って結構むずかったと思います。ただ、自分的には2時間ちょいで3段登れたことは今までないから、やっぱり少し簡単かなという感じですかね。

後から来られて一緒にセッションさせていただいた方々も無事完登。ガンナーをやるということなので混ぜてもらう。こちらは可能性感じずに早々に撤退。

気を切り替えてお次は、「ヨーグルトの中の善玉菌の数ほど動画※」がある夏至(※バトルロッククライミングからの引用)。「これもお買い得なんちゃいまんの」と思い、さっそくトライしてみる。

結論、初手とった後にヒールするんだけど、そこがクッソ悪くて二手目にまったく進まない。何度繰り返しても全くしっくりこない。身体のポジションだとかヒールの位置だとかいろいろ試してみてもダメ。初手のアンダーをめっちゃ頑張ってもダメ。

あきらめかけていたところに、先客でトライしていた方がヒールの良いポイントを見つけられた模様。その人の登りをめっちゃつぶさに見てみると、ヒールのかけ方が全然違うんですよね。

あんまし詳細に言語化できないので書かないけど、このヒールのかけ方を丸パクリすると2手目からのムーブがめっちゃ楽になる。「なんかこれ出来そう」と思い立ちつなげトライ一発目で、燃える上腕二頭筋のパートまで突入できた。

「これいけるやん」って思いかなり振り絞ったけれども、最後の最後で落ちてしまう。マジでダサくて笑ってしまった。夏至に苦労している人は、燃える上腕二頭筋パートでは絶対落ちないようにムーブ練習を繰り返した方が絶対いいです。夏至のパートから合流すると結構よれるので上部は万全にしておいた方がよいわけですね。

てことで、フォールしてしまったことでメンタルが相当来たけど、30分ぐらいレストをとって、もう一度トライしてみた。この便で何とか完登。3段を1日で二個も落とせるなんて、成果だけを求めにやってきた甲斐がありましたわ。


(それにしてもこれが3段なら、鳳来オーク(2/3段)とか恵那のレッドブル(3段−)もすっきり3段にしてくれないかねって思うわ)


夏至を登り終えたのが14時半過ぎ。まだ登り足りないけど移動も面倒なので、隣のラインの夏の日をトライしてみることにした。夏の日は2年前初めてフクベに来た時に撤退した課題。中間部も、リップどりのランジパートもめちゃくちゃ苦手イメージがある。当時は、いかんせんホールドを持たせてくれない印象だった。

この日は、多少そのころとは印象が変わってホールドは持てた。コンディションの問題もあるけど、二年もたてばやはり保持力は上がっているんでしょう。とはいえ、やはり簡単には登らせてくれない。

下部からムーブを作っていってある程度完成後、つなげトライをするも途中で足が切れたり、ランジパートで発射できなかったりとやはりうまくいかない。だいぶ身体もよれた頃にランジ前の体制になる際の左手ピンチどりを、左ヒールをかけながらとれば良いことに気づく。

それまではヒールではなく、下のほうのフットホールドに左足を乗っけており、デッド気味で左手ピンチを取りにいっていたが、これだとピンチの最もしっくりくる部分になかなかヒットしない。ヒールだとスタ気味でとれるので、ピンチのしっくり部分を狙いやすい。このことに気づいた後のつなげトライで何とか完登。



この課題も夏至とおんなじくらい時間がかかった。得手不得手はあるけど、夏の日のグレードが辛いのか、夏至が甘いのか。。。もはやようわかりません。そんなことはさておき、夏の日のランジパートを収めた動画が自分史上最高レベルにカッコいい感じになったのでめちゃくちゃ満足。インスタ蠅のために生きているおっさんとしては、こういうのがあるからクライミングはやめられねーよってなりなすね。

最後に秋の香り少し触ってみるもよくわからなかったので17時にて撤収。

3段2本を2つともワンデイで登れるってめちゃくちゃ気持ちいいっすねー。これまでにない満足感を得て、テンションぶち上げな1日になったのでマジでよかったわ。

2021年3月24日水曜日

白川 シャーマン成仏

 3月14日。ホワイトデーなので2週連続で白川行ってきました(意味不明)。

この日はピアチェーレで道の駅フェスタがやってて、朝一でホイップアンパンを仕入れてまずはミューズエリアへ。

到着早々、先週できなかったシャーマンに取り憑く。アップでリトルフィートの上部を触り、リトルフィートの核心部(左手の飛ばしの部分)を数回練習。核心が止まるようになってから繋ぎを開始した。前回は完全にヨレ落ちだったので、朝一ということもあって余裕の完登。と言うのがメインシナリオだった。

そんな世の中うまくいかないですね、はい。繋ぎトライ、3から4回ぐらいやっても嫌な予感がしていた通り核心で見事に落ちる。そうこうしていると関西から来られた方々がこの岩にやってきて、あーでもないこーでもないとムーブを一緒に考えさせてもらった。いろんなムーブがありっちゃありだなぁと思いながら、結局どれも採用せず、最初、自らが構築したムーブを貫徹することにする。結構、人のムーブを丸ぱくりしてきたクライミング人生だけど今回はパクらなくて良かった。パクってたら多分自分のムーブがバグって結果繋がらなかっただろうと思う。そう、最終的には自分が先週作っておいたムーブで完登できました。30分ぐらいでサクッと終わらすつもりが2時間ぐらい掛かっちゃったよ。

ちなみに後でインスタやらをみたら、やっぱりリトルフィート(1級パート)に苦戦するのが常套らしい。このリトルフィートパート、私うまい登り方を見つけてしまいました。ネタバレになるから知りたくない人は読まないでね。

その方法とは、核心の飛ばしをする際の右足の位置です。とにかく足が気持ちわるいこの課題ですが、右足の位置を少し左に寄せてくると、飛ばしの際の左だしの距離感がだいぶ変わってきます。完登時はこの右足位置を意識して、飛ばしパートを止めました。困っている人にはちょーおすすめ。

お次は隣にある「意外とホールドあり」初段。こちら、ホールド感が結構良くて速攻で終わりそうな課題。実際は初手核心、意外とフットホールドない課題でした。自分は無理くりカンテにヒールをかけて無事完登。スタートのムーブを見つけるまでに結局1時間ぐらいかかった。中々どうしてサクッとは終わらない人生なんです。

お昼になったのでトイレ休憩がてら道の駅に移動して、その後は対岸のピアチェーレエリアへ。前から気になっていたアカシャグマをトライする。ちなみに自分は当日、ずっとアカシャグモと勘違いしていた。きっとこの課題をトライしていた人が、完登した時にアカシャグモを見つけたんだろうと。そもそもアカシャグモなんてこの世に存在するんかいって感じですが。

本題のこの課題、結構悪いです。ランジ核心なんですが、左手のサイドカチがそんなによろしくないのとランジで発射する際の右足があんまし踏めない。バラしをしつつコツを掴んでなんとかランジはとまるようになったけど、繋ぎは案の定よろしくない。しかも下から繋げていくと結構左の指がよれてくる。休み休みやりつつ最後の2トライと決めて思いきっし右手出したらようやく止まった。なんとか1DAYできて大満足だったけど、GoProがうまく動いてなくて動画が残らず。そんな日もあるよね。

アカシャグマが終わった後はアンタゴニストを触ってみる。こちらは瞬殺でした。3〜4回、触ってみたら指かわ避けて終了したという意味です。

指かわが避けたら簡単な課題をサーキットタイムに入るので、とりあえず雷鳥とやらを触りにいってみる。これは、トライされている方には申し訳ないですが簡単でした。ほかの初段と比べても1グレードぐらいは低いのではと言う感じ。なんだか申し訳ない。

最後に隣のピアチェーレをやってみる。リップ付近までいったものの流石に疲れていてジ・エンド。10時から17時までほぼぶっ通しで登った翌日はしっかり筋肉痛になっていたので良い筋トレになったわけです。



2021年3月13日土曜日

桜月

 3月7日。前日の自身の登りの不甲斐なさから連登を決意。指皮痛いけど豊田は大滝エリアへ行ってまいりました。お目当ては1ヶ月前に登れなかった桜月。

とりあえず朝はダラダラ過ごして12時頃に岩場に到着。下地がやや湿っていたものの岩自体のコンディションはそんなに悪くない。コーヒーで一服した後はアップもせずに初手どりをしながら指をあっためていった。

少しすると初手が止まるようになってくる。ただこの課題は初手をとってからの2手目を出すまでが辛い。前回は初手のスローパーが中々保持できずに猫パンを繰り返した。皮を削られないよう今回は慎重にムーブを作っていく。しかしながら中々できない。

初手どりはだいぶ安定はしている。右足を高めのスタンスにしっかり掻き込み、左足は右足よりも少し低めの位置をしっかりスメアする。そうすると初手の精度はだいぶ上がる。

初手から2手目を出す際には、まずは脇・広背筋を絞ってスローパーを押さえ込めばいいのではないかと思い、それを何度もトライするもできず。と、ここでムーブを少し変えてみることにした。

もともとは初手を取ったら左足を上げて一気に左手を2手目に出してしまうつもりだったが、一旦、初手マッチをすることに。これがうまくハマった。

ムーブ変更後は、数トライで完登。緩傾斜の持てないホールドを数手こなすだけの課題だったが中々やりごたえがある課題。


こういう苦手な課題を落とせるのはすこし嬉しいですね。

2021年3月12日金曜日

白川 ガチ、祈祷師

3月6日。この日はお初の白川ボルダーへ。前日は豊田市で9時ぐらいまでずっと雨。これだと豊田の岩場は厳しいだろうってことで川沿いで乾きが期待できる白川へ向かったのだ。

朝7時半過ぎに出発。路面は結構濡れていたが岐阜県に入るにつれ天気がどんどん良くなっていく。9時、道の駅ピアチェーレに到着。まずはピアチェーレでモーニングタイム。パンをカツサンドに変えてコーヒーをいただく。普通のモーニングだった。

朝食後、道の駅で昼飯を買い込もうと商品を物色する。昼飯として帰るものが期待していたほどない。。。仕方なく寿司とあんぱんを買う。近くにはコンビニがないのでコンビニ並みの品揃えを希望する人は、道中のセブンかファミマに寄ってった方が良さそうです。

食材の調達が終わったので岩場へ。まずは百春の岩があるエリアに行ってみようと思い新彩館に車を駐車する。ただ路面が濡れていたのでマットは持っていかずに現地を視察。案の定、岩はびしょびしょ。

一抹の不安を覚えつつ対岸のミューズエリアに向かう。こちらは乾いている岩とそうでない岩がある。とりあえず、最も状態が良かったガチムチ岩から手をつけることにした。

てことで「ガチ」初段をトライ。この課題そんな悪くなさそうなので、とりあえず取り付いてみる。2トライで初手が止まり、すぐに終わるなぁと思ったら全くそんなことなかった。まず、初手がそれ以降中々止まらなくなる。どうやら左手の持ち方に問題があったようで、この持ち方を少し変えてみると初手どりの精度が上がった。しかしここまでに結構な数のトライをした。お次は、2手目。この2手目も見た目以上に悪い。ほとんど持ってない。効かせられる位置がどうもあるみたいだけど、そのポジションに中々入ることができない。結局よくわからないまま力づくでゴリ押して何とか完登。リップまで3手と大変手数が少ない課題で、初手どりはリーチーだけど、やりがいのある課題。星2つあげちゃう。



お次は蜂の巣。こちらの課題はちょっとトライしたら右手の指皮が裂けたのでさっそうと終了。蜂にやられました。テンション下がりまくり。

皮が裂けたとはいえ、まだまだ登り足りないので祈祷師の岩へ移動。テーピングしていても登れそうだったのでトライをする。こちらは背中がマットすれすれでビデオを見ると、やや疑惑の完登ですが自身として全くすれたという認識は皆無なので、さっくり終わりにしました。



気を良くしてシャーマンをやって、隣の岩の初段も落として帰ろうと意気込む。シャーマン ー 祈祷師のスタートから左面にトラバースしてリトルフィートのスタートに合流して左上していくライン。いつもトラバースは苦手で避けていたけどバラしてみたら中々面白い。完登できるという確信を得てから繋ぎトライを開始する。1トライ目、リトルフィートに合流後、飛ばしムーブで精度が落ちてフォール。2トライ目、同じところで落ちる。3トライ目、また同じところで落ちる。このループを延々と繰り返す。ようやく下から繋げて飛ばしムーブができたと思った時にはもうすでに時おそし。この時には寄れて、その後がつながらなかった。まじ情けなし。

絶対できると思った課題が登れないことほど情けないことはない。悔しさに打ちひしがれながらこの日は終了。この行き場のない悔しさを翌日の豊田にぶつけることとなった。

2021年2月28日日曜日

インペリアルなサンチョ

 2月27日、豊田に移住後、初のソロ豊田。前回、見学したインペリアルをトライしに行きました。

7時半に起床して朝食。8時半に出発してコンビニに立ち寄り、インペリアルの岩場に着いたのは9時半。早い! 東京から来てたら計5時間ぐらいかかる工程をたったの2時間で済ませることができてしまう。まじでありがたい。

岩場到着後、とりあえずインペリアルの上部でアップをする。相変わらず痛い花崗岩。これには全然慣れない。まぁまぁ身体が動いてきたところで、下部からトライ。初手すら取れない。

そうこうしているうちにクライマーが1人やってきた。その方の登りを見ながら自分も下部をバラしにかかる(=ムーブをパクる)。それでも中々うまくいかない。中間部のガバへのランジはうまくいくものの、ランジ手前のカチマッチまでがどうにもだめ。

そこにもう1人インペリアルをトライしにくる方がくる。その方の登りも見学する。その方はスタートからカチマッチまでのムーブが最初に来た人とは違う。試しに自分もそのムーブをやってみる(=ムーブをパクる)。このムーブ・・・めっちゃハマるwww

2度目のパクリ後、2便目で完登。ムーブを試行錯誤するのがクライミングの醍醐味といいますが、私はその醍醐味をぶち壊しにしております。それでも登れた時は「おもしれー!!」ってなるので、まぁそんなのが自分のスタイルなわけです。

ちなみに簡単になったムーブはこちら。あとでYoutubeみたら、結構同じムーブで登っている人が一杯いましたね。


インペリアルのあとは、宮川散策路へ移動。3週間前に惨敗したうねりをトライ。

前回は満身創痍の16時過ぎにトライを始めて何とかなりそうという感触を掴んだので、今回は余裕でしょというスタンスで臨む。

1トライ目。スタートが浮けない。頭が「え!? めっちゃむずくね???」ってなる。その後、20分ほど格闘し、なんとかスタートが浮け、初手が出せるようになる。しかし止まらない。ようやく初手が止まったかと思えば次はマッチができない。

「この課題、めっちゃむずいやん」ってまじ泣きそうになりながら、とにかく気合いでマッチしようと試みる。最終的に足は切れるも何とかマッチで耐えて、そのトライで完登。ちなみにマントルも悪かった。時間は1時間程度で終わったけど、正直、インペリアルよりむずく感じました。



うねりの後は、もう一本 f をトライしておこうと思い、兼ねてからやってみたいと思っていたサンチョ。これは超得意系な課題に違いない。リップどりが高くて危なそうだけど瞬殺できるだろうと取り付いたが最後。永遠に初手どりができない。足に体重が乗っていないというか何というか。距離は十分に出せているけども止められない。

初手どりを1時間近く繰り返す。色々足おきや意識するポイントを変えてみる。しかし、一度たりとも止まることはなかった。自分が、これほど初手どりできないなんて、正直自分自身驚きましたwww  多分、足置きが上手くならない限りは一生登れないだろうから、とりあえずこの課題は当面封印しておくことにする。

てな感じで一日を終了。インペリアル、うねりが登れてまぁまぁな戦果なのだが、サンチョに台無しにされた1日だった。






2021年2月23日火曜日

豊田 梟城址エリア 球根・屍・Bose・サウンズグッド

インスタなどにはアップしているけれども、今年の1月末に豊田市に引っ越してきた。ようやく先週、自動車を手に入れることができたので、これからは、豊田を中心に、恵那やフクベなどの岩場にできる限り出没したいと思っている。

てなわけで、とりあえずは先週末、豊田は梟城址へ行ってきた。

はじめてのエリアだったので、とりあえずアプローチで迷う。初めて行く人にとっての正解は展望台を目指して舗装された道を直上していくのが1番わかりやすそう。下の方から山道に入って上がっていくと多分失敗する。てかこのエリアを知っている人と一緒に行くのが1番良さげ。

エリア到着後は、まず破裂からトライ。この課題、難易度が一番簡単なaだけど高さがあってなかなか緊張感が味わえる良い課題だった。後はロケーションも抜群なのでそこを含めると星5つの課題だと思う。

破裂が終わった後は、頂上から下山しがてら岩を探す。まずやってみようと言うことになったのが球根。こちらは、カチ課題だけど、同時に足がすごい大事。足の踏み込みができればまぁまぁ楽に感じるだろうけれども、それが極端に下手くそなもんだから難しく感じる。最後は足を踏み損ねながらも、リップにおもいっきしデッドをかまして何とか完登。花崗岩特有の足の悪さは本当に苦手です。

お次は球根から更に下山して屍へ。1便目はリップへのランジが怖くて手を出さずに降りる。怖い時は降りたほうが良い。それが大人の嗜みです。無理はよしましょう。2便目−とりあえず手を出してみる。リップは触ったけど体が岩から離れて止まらない。ここでGoProでの映像分析タイム。検討の結果、リップ発射時に左カチをもっと引きつけてできるだけ岩に近づきながら飛べばよいということに。これを試したところ無事完登。屍のリップどりにお困りの方は左カチの保持力上げてとにかく引きつけることを意識すると良いことあるかも。あと動画はちゃんととって動きを後で分析できるようにしといた方がやっぱしよい。

屍後も引き続き下山してのBOSE。難しそうなのでファーストトライ後は核心の右カチからの飛び出しの練習。最初は右カチをどう持てばよいかわからなかったけど、とにかくカチれば何とかなりそうだったので、通しで数回トライして完登。自分のマントルのダサさが残念。


BOSEで指皮裂けて終了モードだったけど最後に記念でサウンズグッド。こちら、個人的にはデッドムーブ前のガバを右手で取りいくのが核心だった。が、初手の左手をガストンで取って、一回右手をマッチしたあとにガバを取りに行けば、かなり楽になることを発見。これはオススメムーブです。何気に上部で体力なくなりそうになって落ちそうだったけど辛うじて完登。


そんなところでこの日は終了。豊田でのクライミング、ええ感じです。




2021年1月11日月曜日

裏御岳からの御岳

1月4日は新年初外岩。場所は裏御岳。3Gを落とす意気込みでやってまいりました。

朝、8時半ごろに裏御岳のゲート前に到着したら、お先に作業用トラックが停まっていて駐車できず。致し方なく、軍畑付近の駐車場から歩いておむすび岩へ赴きます。

今回は、2人での3Gトライということもあり、マットは潤沢に5枚! 2人で交代しつつ、ひいこら言いながら運搬しました。これが何気に1番きつかった。

岩場に到着。


寒い。


この日は快晴で気温も7度ぐらいあったので余裕かなと思ったけど存分に寒い。裏御岳は太陽が全く入らないのがきちぃ。

とはいえ、登らないことには始まらないので、徐々に指を温めながらトライ。

3Gはこの日で何気にDay3ぐらい。いい加減に登りたい。二週間前にもトライしたが、その時はミジララテスタの合流部分を超えてから落ちた。この時は、指に力が入らなくなって、動けなくなったのが敗因。あまり登りこめていなかったので持久力に課題があると分析した。

その後、ある程度手数のある課題を登り込みこの日を迎えた。登れる自信しかなかったは。結果、


今回も敗退。


敗因は前回と同じ。ミジララテスタ合流部分で指に力が入らなくなり動けなくなった。この時に自分は気づいたのだ。自分の課題は持久力ではなく、寒さによる指の悴みだということに。

そんなこともっと早くに気づいておけよと我ながら思う。寒い時期に長い課題をやるときは焼き石でも作ってチョークバックに潜ませるかなぁ。その前にチョークアップが絶望的に下手くそなので、そこから練習しないとなぁ。

3G敗退後は御岳の忍者岩へ。

肺魚に挑み敗退。腹いせに素登りを上る。こちらは無事フラッシュ。登る前に色んな人がトライしていたので、色んな動きをめちゃくちゃ予習してフラッシュさせていただきました。

その後は蛙を少しお触りして、飽きたところで嶺の夕に移動。この時点で日没が迫ってきたので、こちらもフラッシュでの完登を狙います。結果、一便目は中間部で落ちて、無事にフラッシュを逃します。

続く二便目。核心と思しき中間部をこえ、迷子になりつつの、リップ取りで怯えつつの完登。高さがあり下地も危険な上にそこそこホールドも悪い。緊張感が楽しめる良課題でした。余談ですが、下地が良くなった今の素登りと比べると嶺の夕の方がムズイと思います。

嶺の夕の完登後、撤収からの河辺駅は梅の湯で身体をあっため餃子の満州で一日をフィニッシュ。3Gを登れなかったことには遺憾の意を表しますが、他の課題が面白かったからまぁいっかという感じで新年の外岩をスタートいたしました。








2021年1月1日金曜日

肩の怪我について

新年あけましておめでとうございます。今年もなにとぞよろしくお願いします。とりあえず、新年一発目のネタは、2021年の抱負とかそういうのではなく、2020年に患った肩の怪我について。

実は10月中旬に肩を痛めてしまいました。そこから今に至るまで、ずーっと痛みに悩まされています。

医者には面倒で行っていないのだけど(めんどくさがらず医者行けよって感じですが・・・)、受傷後フクベツアーに行った際に、たまたま民宿に居合わせたお医者さんに症状を話したところ、上腕二頭筋の腱が損傷していますねと言われたので、多分、それが痛みの原因のはず。

今までも肩を痛めたことはちょくちょくあったけど、経験則から大体、安静に登っていれば1か月ぐらいで治ると思っていたので、今回もそんなこんなで、激しい痛みが出ない範囲で登っていたのですが、なかなかこれが治らない。受傷してから約2か月半ぐらいたつのですが、まだ完治には至らない。

そこで気づいたのですが、腱を痛めると完治までには結構時間がかかるということ。まぁ、当たり前の話ですよね。以前、知人から腱の損傷は3か月程度かかると言われたのですが、それを現在進行形で体験中なわけです。

当然、損傷の程度によって回復に要する期間は違うとは思うけど、やっぱり腱とか痛めると厄介だなぁと思いました。少しでも「痛めたっぽいな」と思ったら、傷口を広げないように、クライミングをやめるなりなんなりした方が絶対いいはず。

私が肩に違和感を最初に感じたのは、某ジムへの遠征でアップがてらに簡単な課題を登っていた際でした。違和感を感じたあとも遠征ということから二時間ぐらい登り続けてたらだんだん痛みに代わってきたわけです。多分、これが相当よくなかった。ほんと、やめる勇気って大事なんですよねぇ。特におじさんになったら。

ともあれ、ようやく痛みが軽減されてきて、最近は登れる課題のバリエーションも増えてきました。2021年こそは怪我なく痛みのないクライミングで、もうちょい強くなりたい所存ですねぇ。

ちなみに痛みを改善するために、友人から教えてもらったフロスバンドとやらを購入。

フロスバンド

これを上腕に巻いていってマッサージしたり、曲げ伸ばしの運動をすると、筋膜リリースになるというふれこみの代物。結構使ってますが、いい買い物になりました。使い方はYoutubeとかで確認できます(元サッカー日本代表の秋田豊が動画で解説しているのもあって、結構笑った)。

鳳来でコカ day2 12/10

かすかな希望を携えてコカday2。 有給での鳳来なもんだから誰もいない。 人間という生命体が自分1人だけの自然な空間でコカをひたすらバラしていた。 全てのバラしは完了したもんだからつなげてみる。繋がる可能性はまだ微塵にも感じない。でも絶望も感じていない。 多分、そのうちいける...