2017年9月10日日曜日

ZERO埼玉店 【蓮田】

埼玉は蓮田。
東北自動車道上のサービスエリアでほんの少し有名な蓮田。
覚せい剤所持で逮捕された小向美奈子の地元、蓮田。
そして私の地元でもある蓮田。

そんな何もない蓮田にあるクライミングジムが「ZERO埼玉店」。
(※正確には上尾と蓮田の中間にある伊奈町が所在地のようだが、この際そんなことは気にしない。)

最寄り駅は、志久駅。埼玉県民でも乗ったことがある人の方が少ないであろう埼玉新都市交通のニューシャトルの駅です。そこから歩いて10~15分程度。
蓮田駅と上尾駅から路線バスも出ていますが、本数が少ないので全くあてにならない。
要は車で行くのが一番便利って感じです。

ついた先の外観はこんな感じ。



クライミングジムとしての大きさは中規模。
ジムの内装は古きよき時代の小学校をモチーフにした感じで、全体的にウッディ。
なんとなくこの雰囲気が落ち着く感じを醸し出してます。




壁の高さは、4メートルぐらいなのかなと。高すぎずもなく低くもないといった印象。
ただ、ジムのど真ん中にある145度壁は相当迫力があります。
140度直球勝負でシットスタートだとそこそこの手数の課題になります。
動画をご参考までにどうぞ。





その他、スラブ、垂壁、バルジ、130度、3D壁もある多彩なラインナップ。

ちなみにこの写真は2015年ぐらいに撮影した古いものです。

それに加えて、ロープクライミング用の壁も設置されてます。
これです。


この壁は、本格的にリードはできないだろうけど、クリップの練習するにはかなり便利そう。クリップが鬼のように下手な自分としては、こういうのがあると羨ましい。

課題は、コアなクライマーが好きになりそうなものばかり。
テープ課題は、1グレードずつ10課題あり、その他ファイル課題多数。
基本的にバシバシ系、オラオラ系の課題多数です。
あと「兎にも角にも保持しろや!」と言わんばかりの課題達。

こういうジムって最近少なくなってきてるような気がするけど、すごい良かったです。
良い意味でトラディッショナルというか、オールドスクールというか、そういうクライミングを楽しめます。

ちなみに店長のロッキーさん、めっちゃかっこいいです。
登りがやばい。綺麗で強い。こんなクライマーになりたい。
憧れですね。

イマドキのホールドとかマンスリーとかそういうのは全然ないので、流行りものが好きな人にはお勧めしませんけど、こういう渋いジムってマジで素敵。

岩場で強くなりたい中級から上級のクライマーには、本当にいいジムだと思います。

一方で、初心者にはちょっときついのかなぁと思っていた節がありますが、先日、ボルダリング初体験の兄夫婦をZEROに連れてったところ、店長が懇切丁寧にインストしてくださって、腕がパンパンになるまで楽しんでいました。
初めての人にもおすすめってことですね。

2017年9月4日月曜日

NICO 【両国】

両国。
江戸時代、下総国と武蔵国の境に流れる墨田川に架けられた大橋は、二つの国にまたがるため、両国橋と名付けられたという(Wikiより)。

そんな両国近辺が熱いんです。
まず、墨田川に架かる橋からはスカイツリーが見れます。夜は綺麗です。
両国近くの蔵前なんかは、東京のBrooklynとも呼ばれているらしいです。誰からそう呼ばれているのか知りませんが。
そしてClimbing Gym NICO。

浅草線 or 大江戸線の蔵前駅から歩いて約10分ほどの住宅街におしゃれなジムは佇んでいます。


NICOといえば、オープン当初からロッキーセッターチームがセットに入っており、巷では「ロッキー両国店」なんて呼ばれていたり、呼ばれていなかったりするジムですね。
そもそも、オーナーのお二人がその昔、ロッキーの常連でロッキーとのつながりが深かったことにも由来しているようです。

私もクライミングを品ロキで始めたころに、オーナーのお一人を羨望のまなざしで見ていたのを今でも覚えています。とにかく強かった。

がしかし、今回のセットから、セッター陣が変わったとのこと。
今回からはProset。IFSC国際ルートセッターである岡野寛さんとプロクライマーの松島暁人さんが率いるセット集団です。

そんなProがセットした壁がこちら。




壁は初心者壁、110度、バルジ壁、130度壁、垂壁の5種類。
正直店舗がこじんまりとしているので壁面積は大きくありません。

ただ、このジムのド真ん中に構えるバルジはかっこいいの一言。
ルーフから抜けは140度→130度→120度と変化していきます。
長さもかなりありいい。


課題は、最初にホールドをまぶしてからセッターによってテープが貼られているとのこと。各グレード、10本程度あります。
保持系の課題が多めで課題自体も面白い。
流行りの新しいホールドとかはないし、派手で斬新なものもないけど、そういうのに食傷気味な方にはおススメ。

ただ、距離感遠い課題が結構あったので、小さめの女子などには少しきつく感じるかもしれません。

ちなみにTwitterなんかでチェックするとNICOのグレード感がだいぶ上がったという意見がちらほら。
確かに前回以前のセットよりも0.5ぐらい上がっているという印象。
でも品ロキなどとほとんど変わらないグレード感だと個人的には思います。

ジム自体はアットホームな感じで雰囲気はめちゃくちゃ良いのです。
オーナーの人柄がかなり良く出てて、おしゃれな雰囲気も楽しめます。
時間帯・曜日によっても異なると思うけど、基本的には混みません。

クライミング強くなりたい中級者で混雑しているところは避けたい方には特におすすめ。
一方で、初心者が登れる課題はそんなに多くないので、ほかのジムでレベルアップしてから行くといいのではないかと勝手に想像します。

2017年8月21日月曜日

8Grade 【新潟市】

東京を離れ、2泊3日の旅。
風景さえ美味しいうるおいの新潟へ。

湯沢高原に月岡温泉、新潟市内といろいろ回りました。
連日曇り模様で、全体的に大変ドンよりしていました。
湿度Maxで大変潤っていました。

鳥屋野潟沿いから眺めるビッグスワン
そんな新潟旅行の最終日にお邪魔したのは、新潟西区にある8Grade。

新潟駅から車で約20分ほど。
住宅街に立つこじんまりとしたジムです。

インスタなんかで事前に写真とか拝見してましたが、予想よりもこじんまりしています。
ジムのほぼ全体像はこちら。



写真で見ると広げだけど入ってみると壁も近くにあるので、圧迫感があり迫力もその分感じます。

壁は、まず上の写真には一部写ってないスラブ壁と垂壁。





お次はバルジ。
こちらがまぁまぁ迫力あって面白かったです。



最後に130度という構成。
こちらの壁は動画でどうぞ。




とまぁ、壁はいろんな種類がありますが、高さが今一つ物足りない。
それとテープ課題の数が少なかったのが残念。
コンペ後とのことで復旧が追い付いていないのが原因とのことで致し方ないです。
130度壁のファイル課題が量産されている模様から、セッションがメインなジムと勝手ながら推測します。

私が伺った日は、お日柄のせいか常連さんが全然来てくれず、ほぼ貸し切り状態。
それでもオーナーの人柄が非常によく、色々教えてくれて大変楽しめました。
アットホームで親近感が湧く。そんなジムです。

帰り際、オーナーからおすすめの定食屋の情報も仕入れることができて大満足。
新潟旅行がいい感じで締まりましたとさ。

2017年8月15日火曜日

Edge & Sofa 諏訪店


めちゃくちゃ久しぶりの投稿。

夏休みは恵那へ!
「暑くても取りあえず遊びに行く」をコンセプトに1泊2日で行って参りました。


…が、この暑さでまったく登る気もせず、岩も前日の雨でびしょ濡れ。
初日こそは登れそうな岩を探索して、適当に遊んでいたけども、2日目は湿度高く雨も降りそうだったので、朝飯を買いに行ったファミマで早々に撤退を決意。

※ちなみに恵那はICを降りたとこすぐのサークルKよりも、少し先に行ったファミマの方が諸々クオリティが高い


てことで撤退後は、東京に帰る途中、諏訪に寄り道することに。
諏訪といったらEdge & Sofaでしょ、ということでお初訪問。

店に着いたのが13時半頃。
既に店舗前の駐車場は満車だったので、隣にあったファミマに止めてやろうかと思ったけど、それは「エッジ、鬼の十則」により禁止されているのでやめましょう。
受付で第二駐車場のMapをGetし、そちらに駐車。店からも大して離れていません。

入り口。しゃれてます。しゃれおつです。


物販もそこそこの充実ぶり。


肝心の中身。

入ってすぐのマンスリーウォールその1。
緩傾斜です。手前は最大傾斜100~110度ぐらいの曲面。
奥はスラブ、垂壁です。
曲線がとにかく綺麗。高さもかなりあって、満点スリルでございます。




こちらは130度位あるまぶし壁。
こっちもかっこいいです。まぶしも申し分なし。
テープ課題数もかなりあるし、ファイル課題もさぞかしたくさん作られていることでしょう。素晴らしい。




この他にマンスリーウォールがもう一つあり。バルジです。
この壁のマンスリーが一番面白かった。
品ロキで現在流行ってるバブル課題もありました。






全体的にほんと良かった。
壁、課題、雰囲気、清潔さ。何をとってもトップレベル。
小川山、瑞牆、恵那から悪天候で敗退してきた人達の避難先になるのがよくわかります。
ホームジムにしている人たちが羨ましい。

唯一の難点はまぶし壁のテープが鬼のように見づらいこと。
課題オブザベするのに鬼のように時間かかります。
どうせオブザベしても、ホールド見落とします。
オブザベ力が鬼のように身につくかもしれません。
それはそれでいいのかもね、逆に。



最後に感銘を受けたのが、「ジム内の掟」


こういうルールをちゃんと示しておくのって重要ですね。



帰り際は、駅近くの蕎麦屋によって天ぷらそばをかっくらう。
やっぱ長野の蕎麦はうまかった。

結論として諏訪はマジで最強だと思う。
外岩に近いってのが一番の理由だけど、それに加えてこんないいジムがあるなんて。
マジで諏訪に転勤したい。

鳳来でコカ day2 12/10

かすかな希望を携えてコカday2。 有給での鳳来なもんだから誰もいない。 人間という生命体が自分1人だけの自然な空間でコカをひたすらバラしていた。 全てのバラしは完了したもんだからつなげてみる。繋がる可能性はまだ微塵にも感じない。でも絶望も感じていない。 多分、そのうちいける...