2020年10月4日日曜日

秋の御岳 子供返しとソフトクリームトラバース

嫁のクライミング熱が史上最高に高まっているので、一緒に御岳へ。朝寝坊して予定よりも遅めの7時25分自宅発。ホリデー快速5号の出発時刻の20分前に新宿着。さすがにこの位早くつくと余裕で座れる。

御岳には9時40分着。まぁ遅めですね。到着後、まずはミタケテラスでコーヒーとコッペパンをゲットして一服。その後は、滑り台岩を触る。その後は、嫁のソフトクリーム岩5級の応援。この課題、下地が上がっていてスタートが悪くなっている気がします。嫁氏がトライ中に、別パーティがソフトトラバースをトライし始めたので見学してたらやりたくなる。

ということでトライ開始。足がツルツルしてスリップ連発してしまう。足へたくそ過ぎて恥ずかしい。あと、中間部から5級への合流箇所が最初は意味不明だった。何回かバラしてみると左手をアンダーピンチに寄せて頑張れば良いことに気づく。


ムーブがわかったあとはつなげ2トライぐらいでFinish。トラバース課題はほぼやらないので、良い経験になった。ちなみにYouTubeであとで復習したら皆んな違うムーブしてた。



昼食。今までコンビニ飯で済ませていたけど折角なので地元のご飯屋に行こうと思い、蕎麦の玉川屋へ赴く。マット背負って、店まで行くと何と行列で入店断念。駅前のほかの蕎麦屋に突撃。こちらの蕎麦屋は完売御礼でまたも入れず。御岳のそば人気異常でしょw  致し方なく、朝に寄ったミタケテラスでランチ。メンチカツ食ったけど、お値段高めの普通のお味でした。

昼食後は嫁のヤワつむりを応援。もう少しでできそうだっただけに残念。その後、忍者岩に移動して、子供返しをやることにした。子供返し昔からちょくちょく触っているけど登れてないやつ。初手どりで指皮ベロンチョしたり、いい思い出はないやつなんですね。あまり時間もなかったので、3トライまでと決めて、トライしたら一発目で登れた。ただ、初手とまったあと、上部で迷いまくって落ちる寸前だった。まぁ登れて何より。


最後はマミ岩とか移動してチョロチョロお触りして終了。帰りはゆっくり青梅、立川で乗り換え、神田で餃子食って一日終了。




2020年9月22日火曜日

秋田ツアー2泊3日の旅(後編)

男鹿ボルダーの水没具合にやや萎えたため、二日目は行き先を大きく変えて岩館ボルダーへ。ナガハマコーヒーという地場のチェーン店で優雅にコーヒーを飲み、秋田市街から北上して、ソフトクリーム目当てで大きく目的地への道を逸れつつ、午後1時ごろ青森との県境付近にある岩館海岸に到着。

逆さにしても5.1秒落ちないソフトクリーム

YouTubeの動画を参考に岩館海岸周辺を探索してみる。が、全くそれっぽいボルダーが全然見当たらない。今一度ググってみると岩館ボルダーと言いつつ、場所は秋田の岩館ではなく、青森の深浦町という場所にあるという。完全に騙されてて笑った。

ようやくエリアにたどり着いたときには2時を過ぎており、しかもアプローチの途中でクライミングシューズを落として一時紛失する。海岸沿いのカンカン照りの中、30分近く汗だくになりながら来た道を2往復ぐらいして、ようやく迷子になっていたシューズを発見した。このときにはもうグダグダ。

休憩がてら嫁の登りを応援し、ようやく課題に取りつく。まずは初段のグランプリSD。これ、初手がクソ悪い。セパレートスタートのようだけど、左手がほぼほぼ持てず、しかも右手のカチも結構わるい。加えて足が深くて細かい粒なので初手を出した瞬間に脚が切れて、マットをこすってしまう。これは5回ぐらいスタートを試して、結局、初手を出したらマットにすらないようにとにかく頑張るムーブを選択。超ゴリ押しで初手を止めたトライでそのまま完登した。とにかく初手核心の課題でした。

次は湯女(ユナと読むらしい)。こちらも初段。140度ぐらいの傾斜がある面のカンテをコンプレッションでガシガシ登っていく課題。コンプレッション大嫌いマンだが、最近は広背筋を意識した登りを習得しつつあるので、コンプレッションポイントで頑張りをみせる。こちらも下部、中間部で5〜6回ぐらい落ちた末に何とか完登。

これにて日没。日本海の綺麗な夕陽をバックに岩場を立ち去る。夕飯は「とっぴんぱらりのぷ」という謎の名前の郷土料理屋にトライ。こちらのムーブは大正解だった。地鶏や魚、きりたんぽなどを堪能し、前日と同じ温泉で1日を〆ることができて、満足な1日となった。


最終日は、男鹿ボルダーへ再チャレンジ。宿をチェックアウトし、海鮮丼を食べ、ソフトクリームに歓喜し、13時過ぎにカンカネエリアへ。

しょっつるソフトクリーム

晴天の霹靂と鱗の岩だけしかこの時期は登れないと聞いてたので、とりあえずそちらをチェック。晴天の霹靂はクライムダウンで鬼のようにメンタル消耗しそうだったので、パス。鱗をトライする。

鱗は初手の強度が高いことと、中間部の足さばきからリップ一手手前のガスどりが宜しくない。加えて、ランディングが非常に悪い。リップを取り振られに耐えられなければ、大きく下まで落ちていく。この日は直射日光が非常に強く、日向にいるだけで体力消耗した。何度かトライして、スタートから中間部まで達したものの、メンタル的にも危ないムーブをやる気が起きずにそのまま終了。

そんなこんなでシーズンインの外岩ツアー第一弾が完結。2泊3日で完登数4つという何ともしょぼい感じですが、楽しかったので大変満足いたしやした。





秋田ツアー2泊3日の旅(前編)

 2020年秋シーズンの初外岩は秋田。シルバーウィークに男鹿ボルダーへ。移動手段は飛行機+レンタカー。金はかかるけど都内から延々と車で行くより疲労は溜まらないのでコスパはこっちのほうが全然よい。朝7時45分羽田発で9時には秋田空港入り。


空港からレンタカーでまずは腹ごしらえをする。男鹿半島にある海鮮屋というお店で、ご当地B級グルメしょっつる焼きそばをかっくらう。しょっつるというのは魚のハタハタをベースにした醤油のこと。魚醬の一種ですね。そんな珍しい調味料を使用したこの焼きそばのお味は、まぁ普通の焼きそばだった(笑) 美味しかったけど、焼きそばの域は超えないよね。まぁ焼きそばだからしょうがないけど。

嫁が食べてたカレイの煮付け定食の方が圧倒的に旨かった

昼飯後、ようやく岩場へ向かう。初日は館山エリア。漁港の駐車場に車を止め、歩くこと数分。海岸にポツポツと岩がある。岩妖怪さんのブログにも書いてあった通りアプローチめちゃくちゃ楽。


この日は潮位が高かったのか、満潮の時刻でなくても、おにぎり岩や鬼岩は水没してた。トライできる課題は獄門、カサブランカ、剛力の岩のみ。まぁ仕方ないっすね。少しの失意とともに登り始める。


まずは3級のカサブランカでアップ。次に隣の4級、ガンバランカを触ってみるが、スタートから浮ける気配なし。これはスタートが欠けているとしか思えない、ということにして剛力をお触り。剛力は、トラバース+ピンチ課題なので、やや苦手かと思いつつ、まぁまぁさっくり登れた。リップ取りのムーブが個人的には面白い。下地の岩が邪魔でせせこましい感じだが、動きがあっていい課題だと思う。


お次は、彩芽。剛力と同じスタートからトラバースせず、ルーフを直進する課題。さすがに2段だけあって、難しい。とりあえずムーブをバラし、リップの右手取りまで完成。ここから沼にはまる。あーだこーだリップのマッチを試みること十数回。ようやくムーブが固まる。この時、日没間際の16時半。最後につなげトライを3回ぐらいやらせてもらい、最後のトライで無事完登。下手したら落とし損ねてたけど何とか繋げられて一安心。これにてこの日のクライミングは終了。


岩場から秋田市街地に戻り、地元の居酒屋へin。比内地鶏や魚などに舌鼓を打つつもりが、注文からの提供時間が驚異的に長く、満足にごはんを食べられないまま、近場の温泉、宿での就寝で1日目を終えた。 (後編に続く)





2020年9月18日金曜日

自粛前・中・後の話(後編)

自粛シリーズ最終回は、自粛後の生活について。

5月25日、緊急事態宣言が解除された。宣言解除後、程なくしてクライミングを再開。最初向かった先はいつも通り品ロキ。2ヶ月ぶりのクライミングだったが、思いのほか身体は動いた。ただ、距離だしが必要な課題へ全く対応できなかったのが個人的には印象的だった。頭では遠いホールド届くだろうなと思って手を出しても届かないというのが何とも可笑しい。それと強烈だったのは指皮の痛み。真面目(?)に自粛をしていたクライマーは誰しも感じたことでしょう。2時間ぐらい登るとホールドを触るのが嫌なほど指皮が痛い。これには「指皮って本当に成長したり退化したりするんだなぁ」と実感した。

自粛明けからは漫然とジムに通うのではなく、2週間の短サイクルで何を行うかを明確にすることにしてみた。最初の2週間は、主にフィジカルを戻すことを目的にジムに通う。懸垂やマシントレーニングなどを利用して肩まわりの筋肉を戻すとともに、ビーストメーカーも公式アプリを使って最も簡単なメニューを行うことにした。懸垂・マシントレーニング、ビーストメーカーともに週一回ずつ。

次の2週間も基本的にはフィジカルを中心にトレ。筋トレの負荷を変えていったり、メニューを変えていったりする。もちろん筋トレ以外に登りもする。ただ、課題を登る際は、カチ持ちをしないように徹底した。自粛前から長期間にわたってバネ指に悩まされていたため、負荷のかかるカチは避けたいと考えた。

そうこうするうちに自粛明けから1ヶ月経ち、まぁまぁ登れるようになってきた。大体8割方は戻ってきた感じ。7月からは、休日にホーム以外のジムにもちょくちょく通うようにした。Rise、ベーキャン東京、江戸川橋T-WALL等々。平日はフィジカルトレを継続。主に手首まわりを強化して、スローパーやファットピンチへの適応力をあげることに努めた。また、7月の中旬ぐらいからはカチ持ちも解禁。カチ持ちについてはそこから一月程度で感覚は戻ってきた感じ。

8月に入ってからは単純な懸垂からは卒業し、片手ロックオフやピンチ懸垂、キャンパシングなどを取り入れる。ビーストメーカーでの指トレも、一本指や二本指などの高負荷なトレを取り入れるようになる。この頃から、自粛前のグレードと同程度の課題を登れるようになってきた。 気分的には自粛前よりも強くなっている気がする。ただ、一つだけ問題が・・・。

それなりに負荷の高い指トレを繰り返していたことと、限界グレードのカチ課題を繰り返し登ってたことのセットでやや指を痛めた。こういうのは本当よくない。痛めてから1週間ぐらい休めば良いのに休まない。こういうのも良くない。

現在も多少違和感あるものの何とかごまかしながら過ごしております。とにもかくにも2週間のトレーニングサイクルを崩さず、それは9月中旬の現在も続いている。ビーストメーカーのレベルもあげたり、フィジカルトレーニングの内容を変えたりしながら、サイクルごとにテーマをしっかり決め実行していく。もちろん計画通りにいかない時もあるが、順調に強くなってきている気はする。

そうこうしているうちに岩場のシーズンがやってきた。まぁまぁあっという間。早いものですね。シーズンインの最初の目的地は秋田は男鹿半島。明日から行ってきます。美味しいきりたんぽ食べれるといいなぁ。


2020年9月13日日曜日

自粛前・中・後の話(中編)

今日は、自粛期間中の話。前回書いた通り、カイエンを登れたことで晴れ晴れと自粛期間に突入できた。ワンチャンこのままクライミング卒業してもおかしくないぐらい晴れ晴れしていた。


ご飯も好きなように食べていたし、当初大変はぐうたらしていた。ということで最初の1週間で無事、豚になりました。戒めのため非常に見苦しい当時の腹を貼っておきます。



こりゃいかんということで、近所の鉄棒で懸垂を始めた。あと、ランニングと体幹トレ。しかし、程なくして飽きる。これらの運動はだいたい2週間ぐらいでやめた。右手薬指のバネ指を改善させるべくストレッチやマッサージなども最初は行っていたが、これも続かず。結局クライミングやってないと何も続かないというのがよくわかった。


ただ、唯一続けることができたのが食生活の変更。自粛生活後1週間ぐらい立ったところから、食べる物と食べるタイミングを今までとはがらりと変えることにした。その内容は、「小麦を食べないこと」と「1日2食、9時間の間だけ食べる」というもの。


まず、小麦を食べないという点について。自分は、パンが好きだった。特に菓子パンが好きだった。菓子パンを食べ始めると止まらない。これは健康上良くないのは明らかだろう。詳しいことはよく分からないが、小麦にはグルテンが含まれている。あと精製された砂糖。これが食欲を暴走させているのではないかと勝手ながら考えた。ということでパンをたべない生活を始めた。パンだけではなく、パスタとかも出来る限り食べない。主食は自粛期間中、完全に米に切り替えた。


これに加えて、食事は2食、12時から20時までの間に摂ることにした。時間制限付きのファスティング(断食)と言われるやつだ。ナウい(?)ことは取り入れるスタイル。こちらは完全には実施することはできていないが夜10時以降に夜食をとることは無くなった。


自粛期間、外食する機会が無くなったことが、この食生活改革PJにとっては重要であったようだ。自粛という社会的イベントがなければ、変わらず外食をして、パン屋やらイタリアンやらの誘惑には決して抗することはできなかっただろう。世間はコロナに今でも打ち勝てていない。しかし、俺は小麦という魔の栄養素に打ち勝てたのだ。


ちなみに自粛期間終了後も、この生活は継続できている。さて、この生活に変更した結果はどうか。まず、体重。自粛期間明けも体重はクライミングをやっていたときの平均はキープできた。ほぼ増減なしで59kg前後。次に腹回り、これは多少すっきりした。Before・Afterの写真を作ってみたので載っけておく(これがやってみたかった笑)。こうやって比較してみると、デブ具合がまぁまぁ改善されたのがわかる。これ以外に予想外の効果としてあったのが、肌質は改善したように思う。こちらについては因果関係は全く不明だが、何となくそんな感じがする。




自粛は、自分の食生活を見つめ直し、改善する機会を与えてくれた貴重な期間だった。これがクライミングに結びつけば何よりであろう。そんな思いで、自粛期間終了後、クライミングジムに足を運ぶことになる。


てなわけで次回は、自粛期間終了後のクライミング生活について語ります。


2020年9月12日土曜日

自粛前・中・後の話(前編)

 大変久方の更新。今更ながら、コロナ禍の緊急事態宣言入り直前の話から、直近の話までボチボチ更新しておこうと思う。まずはコロナ禍直前の話から。


4月4日の土曜日だったろうか。緊急事態宣言がなされることが目に見えていた頃、当時は外岩に行くのも自粛ムードが世に漂っていた(今にして思えば外岩自粛は過剰反応だったように思うが)。そんな中、鳳来へ赴く。今シーズン最後、カイエンを登りに。


カイエンは昨シーズンから触りはじめ、最初は全く可能性を見出せなかったものの、徐々にムーブが完成し、パーツごとにはそこまでの難しさを感じなくなっていた。ただ、問題は繋ぎ。18手ぐらいある課題なので自分にとっては持久力が課題だった。4月4日の直前には品ロキでルーフの水色ナガモノが登れていたこともあって、多少なりとも自信があった。とはいえ、絶対に登れるだろうという確信は特になし。そんな状態で、とりあえず岩場へ向かったわけ。


いつものように20分近くのアプローチを済ませ、カイエンの後半パートや下部をアップがてらにこなしていく。指が十分にあったまったところで、繋ぎトライ開始。確か2便目くらいで確信部のランジっぽい距離だしムーブに成功する。イケたと思ったところで、指の感触が急激になくなっていった。外岩で長めの課題をやるとたまーにこの感覚に襲われる。ホールドを持ててるんだけど、持ててる感触がない。だからムーブを起こせる気がしない。そんな状態に頭がパニくっている間に、カチ持ちしていた左手がすっぽ抜け不意落ち。


そのトライでだいぶ消耗した。そもそも下部のポッケで結構保持力が吸われるので、繋げトライの度に疲労が溜まる。なんかいやな感じだなと思いつつ、レストを30分ほどいれる。とりあえずお得意のアルフォートやらパンやらを食べて時間を潰す。30分後、繋げトライ3便目。


このトライで登れた。結構、あっさり。リップをとるあたりでは力んだけど、「あら、登れたわ」という感じ。嬉しいという感情もありながら、「おー、登れた、登れた。よかったよかった。」という何というか安堵の感じ。「シビれたぁ」という感覚があったというより、何ちゅうか多少頑張って勉強を続けてきた試験とかに合格した際の感覚に近いような近くないような。「おぉ、受かってた。落ちなくてよかったー。」ていう感じ(謎)。



当時はそんな感覚だったけど、半年近く経つ今、振り返ってみるとカイエンは自分に自信を与えてくれた課題の代表格になっている。クライミングを始めてから8年近く経つけど、かなーり遅咲きながら、この課題で初の3段が登れたことになる。もちろんグレードを更新できたという意義もある。ただ、それにもましてカイエンのホールドとムーブの多彩さ、持久力的な要素等々、総合的に難しいこの課題を登れたことが、「自分のやってきたことは悪くなかった」という思いを抱かせてくれているような気がする。


ということで自粛前にやや無謀に訪問した鳳来でカイエンを登りきり、その直後に晴々と自粛期間を迎えることになる。自粛期間中の話は次回ブログにて。


鳳来でコカ day2 12/10

かすかな希望を携えてコカday2。 有給での鳳来なもんだから誰もいない。 人間という生命体が自分1人だけの自然な空間でコカをひたすらバラしていた。 全てのバラしは完了したもんだからつなげてみる。繋がる可能性はまだ微塵にも感じない。でも絶望も感じていない。 多分、そのうちいける...