2020年9月18日金曜日

自粛前・中・後の話(後編)

自粛シリーズ最終回は、自粛後の生活について。

5月25日、緊急事態宣言が解除された。宣言解除後、程なくしてクライミングを再開。最初向かった先はいつも通り品ロキ。2ヶ月ぶりのクライミングだったが、思いのほか身体は動いた。ただ、距離だしが必要な課題へ全く対応できなかったのが個人的には印象的だった。頭では遠いホールド届くだろうなと思って手を出しても届かないというのが何とも可笑しい。それと強烈だったのは指皮の痛み。真面目(?)に自粛をしていたクライマーは誰しも感じたことでしょう。2時間ぐらい登るとホールドを触るのが嫌なほど指皮が痛い。これには「指皮って本当に成長したり退化したりするんだなぁ」と実感した。

自粛明けからは漫然とジムに通うのではなく、2週間の短サイクルで何を行うかを明確にすることにしてみた。最初の2週間は、主にフィジカルを戻すことを目的にジムに通う。懸垂やマシントレーニングなどを利用して肩まわりの筋肉を戻すとともに、ビーストメーカーも公式アプリを使って最も簡単なメニューを行うことにした。懸垂・マシントレーニング、ビーストメーカーともに週一回ずつ。

次の2週間も基本的にはフィジカルを中心にトレ。筋トレの負荷を変えていったり、メニューを変えていったりする。もちろん筋トレ以外に登りもする。ただ、課題を登る際は、カチ持ちをしないように徹底した。自粛前から長期間にわたってバネ指に悩まされていたため、負荷のかかるカチは避けたいと考えた。

そうこうするうちに自粛明けから1ヶ月経ち、まぁまぁ登れるようになってきた。大体8割方は戻ってきた感じ。7月からは、休日にホーム以外のジムにもちょくちょく通うようにした。Rise、ベーキャン東京、江戸川橋T-WALL等々。平日はフィジカルトレを継続。主に手首まわりを強化して、スローパーやファットピンチへの適応力をあげることに努めた。また、7月の中旬ぐらいからはカチ持ちも解禁。カチ持ちについてはそこから一月程度で感覚は戻ってきた感じ。

8月に入ってからは単純な懸垂からは卒業し、片手ロックオフやピンチ懸垂、キャンパシングなどを取り入れる。ビーストメーカーでの指トレも、一本指や二本指などの高負荷なトレを取り入れるようになる。この頃から、自粛前のグレードと同程度の課題を登れるようになってきた。 気分的には自粛前よりも強くなっている気がする。ただ、一つだけ問題が・・・。

それなりに負荷の高い指トレを繰り返していたことと、限界グレードのカチ課題を繰り返し登ってたことのセットでやや指を痛めた。こういうのは本当よくない。痛めてから1週間ぐらい休めば良いのに休まない。こういうのも良くない。

現在も多少違和感あるものの何とかごまかしながら過ごしております。とにもかくにも2週間のトレーニングサイクルを崩さず、それは9月中旬の現在も続いている。ビーストメーカーのレベルもあげたり、フィジカルトレーニングの内容を変えたりしながら、サイクルごとにテーマをしっかり決め実行していく。もちろん計画通りにいかない時もあるが、順調に強くなってきている気はする。

そうこうしているうちに岩場のシーズンがやってきた。まぁまぁあっという間。早いものですね。シーズンインの最初の目的地は秋田は男鹿半島。明日から行ってきます。美味しいきりたんぽ食べれるといいなぁ。


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